ごあいさつ
まずは、家に帰ってみましょう

医師から”そろそろ退院しましょうか”とお話があり、皆様は、今、たくさんの不安を抱えていらっしゃることだと思います。”こんな不安定な病状で家に帰れるかしら?””急に病状が変わったらどうしたら良いかしら?””帰りたいけれど、家族に迷惑はかけたくないし””自分に世話ができるかしら?”たくさんの不安の中で迷われていると思います。これまで楓の風をご利用いただきました皆様も、初めは皆様と同様に迷われ、不安を抱えていらっしゃいました。しかし、皆様は必ず、”帰ってきてよかった”と話されます。”ずっと家で過ごす”という一大決心は要りません。まずは、家に帰ってみませんか?そして、ご自身の居場所で、これからの暮らしのことを考えませんか?私たち在宅療養支援楓の風がお手伝いさせていただきます。ほんの少しの勇気をもってご自宅へ帰りましょう。
ごあいさつ
家に帰りたい全ての患者様へ

私たち楓の風は、2007年の開設以来これまでに、3000人以上の在宅療養生活をお手伝いさせていただきました。そして890人以上の方が、在宅での生活を続けられご自宅で最期を迎えられました。私たちは、人には自力で最期を迎える力があること、ご家族には、最期を見届ける力が備わっていること、そして、そこには得難い幸せもあることを、たくさんの方々の最期から教えていただきました。だからこそ今、長寿の次に日本が目指すのは、幸せな終焉であると考えています。

ごあいさつ
医療関係者の皆様へ

楓の風の訪問看護ステーション、診療所には、「最期まで地域でその人らしく生きる社会の実現」を志した、医師や看護師たちが集まっています。患者様ご自身の持つ力を活かし、老いても、限られた時間であっても堂々と生き、そしてご家族様にとっても、得難い価値と幸せを実感していただける在宅療養支援の拡大を目指しています。