Infection Control

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守り続けるために。

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看護師が安心して働ける環境を守り続けるために

看護師が安心して働ける環境を守り続けるために
在宅療養支援ステーション楓の風では以下の感染予防に取り組んでおります。

個人用防護具(PPE)を万全に整えています。

感染症にあまり縁がない在宅の現場、2020年4月現在、新型コロナウイルスの感染拡大で予想外の個人用防護具(PPE)の必要性にどの事業所も慌てふためいている様子です。ゴミ袋を加工して作った防護服やクリアファイルを切りだして作った簡易シールドなど、アイディアあふれる防護対策グッズが数多くSNS等にアップされていますが、楓の風では看護師たちにこのような不安と隣り合わせの創意工夫を求めることがないよう、どの訪問看護ステーションよりも適切な装備を常時万全に整える体制を構築しております。

適切な判断を支えるマニュアルの整備

予想を超える感染症の拡大などは、これまでの経験だけでは乗り越えることができないことが多々あります。想定外な状況に立ち向かわざるを得ないとき、法人は常に現場の困難な状況等について把握し、最新の対応策を素早くアップデート、マニュアル等に反映させ、現場で看護師たちが迷わぬように支える体制を構築しています。

» コロナウィルス拡大に伴う感染しない、感染させないための訪問看護の対応(PDF:マニュアルVer.1.1)

同居家族まで含めた予防策の構築

まだ世の中が感染拡大に恐れず、普通の暮らしをしていた2020年2月1日、楓の風では全職員と同居家族に不要不急の外出自粛と外食や旅行の禁止令を全社員に通知しました。「そこまでやる必要があるのか?」との不満もありましたが、その2か月後、この判断がいかに正しかったかは、職員からの感染が広がり病院や高齢者施設の閉鎖が相次ぐ中、350人の全職員とその家族において、感染者も濃厚接触者も一人も出していない結果につながっています。
また禁止を命令するだけではありません。外出の制限と共に、全職員とその同居家族全員全員に手指消毒スプレーとN95マスクを配布し、やむを得ず外出せざるを得ないときに備えた対策まで講じております。家族が一人感染者になれば、その職員は休職せざるを得ない状況に陥り、収入も減り、生活が不安定になってしまう事でしょう。法人は常に「職員が安心して働き続けるために組織が出来る最大のことは何か」と考え続けています。そしてこのような有事下ではより一層の投資と迅速な対応を講じるのが在宅療養支援楓の風グループなのです。

医療従事者としての覚悟と信念を守り続ける

最前線で働く私たち医師や看護師は、自らの感染リスクも心配しなければなりません。万が一に備え、家族と一定期間距離を置く自主隔離をする事例も聞こえてきます。楓の風では以下に該当する自主隔離希望者に対し、自己負担なくウィークリーマンションなどの確保する「自主隔離支援」を行っています。

  • ①同居家族に新型コロナウイルス感染者・濃厚接触者が発生してしまい、避難したい常勤医師・常勤訪問看護師及びその同居家族。
  • ②自身が医師・看護師であるために家族へ感染させてしまう心配があり、自主隔離したい常勤医師・常勤訪問看護師。

①を理由で現場に出勤が困難になり、休業要請を会社から示され、収入が減ってしまうことでより生活の不安が増してしまう事がないように、感染者以外の同居家族も一緒に避難できるようにする仕組みです。
②は自分たちがいつ感染するかわからないし、大切な家族にうつしてはいけないと心配を抱える人への支援策です。海外では病院そばのホテルに自費で過ごしているという話も聞こえてきますので、自己負担させないようにするための仕組みです。