2022-03-04
訪問看護の開業を手伝ってほしいと依頼される
数年間に訪問看護に参入したいから手伝ってほしいと相談を受けたことがありました。 その方は介護業界への参入を検討し、当初デイサービスでの参入予定だったのですが、過剰供給状態でデイサービス市場を知り断念されました。 競争が緩やかな地方出店も検討したのですが、地方にいくほど閉鎖的で厳しい現実も知りました。
(楓の風が地方に出店せず、フランチャイズや訪問看護の開業・運営支援を全国に展開したのもこのような理由です。高齢者社会で明らかに必要とされる介護サービスなのでなんとか広げていきたいと考えています。)
そこで訪問看護ならどうだろうと考え始めたようなのですが、当時の私たちは訪問看護フランチャイズを始めておらず、またその時点ではフランチャイズとして実績が少なく相談には乗るけど成功へ導く支援は難しいと断ってしまいました。 その方は結局とある訪問看護の開業支援サービスを頼って開業したのですが、1年もたずに事業休止に追い込まれました。
当初採用は順調で、新規オープンという事もあり、4名の看護師が集まって事業がスタート。 なかなかご利用者様の紹介を得られず、暇な日々が続くも、困難事例など少しずつ紹介され、それらの対応をつづけているとやがて信頼を得て紹介も増えていったそうです。
しかし徐々に忙しさが増すと、看護師同士が自分の主張ばかり言い始めました。 どうやら忙しくなる事を歓迎しておらず、もっともらしい意見を主張して新規のご利用者様を受け入れなくなりました。 そこの板挟みになった管理者が耐え切れずに退職してしまい、支柱を失ったチームは訪問サービスを上手く回せなくなります。
何とか経験の長い看護師が急遽管理者に就任し、立て直しを図りましたが、1人退職した影響は大きく各自の負担が増したことで、1件1件の訪問の質が低下、問題が所々で発生し、ご利用者様の紹介もだんだんと来なくなり資金が底をついて事業所閉鎖に至りました。
このような事例から学ぶ点は多くあります。 私たちとしては起こった問題に対し、今まで培った経験とノウハウをもとにして対策を行い、共有することで働きやすい環境を提供するように実践しております。
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