楓の風の歴史

楓の風の歴史はデイサービスにおける『リハビリテーション』からスタートしました。地域初の理学療法士常駐のリハビリ型デイ(通所介護施設)、そして多くの看護師を常駐させた通所療養への対応、そして家政婦的サービスを行わず、自立支援を念頭に置いた訪問介護、そして今日訪問看護と在宅療養支援診療所における在宅ホスピス活動と、近隣医療機関との強い連携と共に、「最期まで自分らしく、家で生きる社会の実現」に貢献すべく、「在宅療養支援」を掲げて活動をしています。

私たちの支援対象は高齢者だけではありません。お若い癌末期の方の在宅に置けるターミナル・ケアや病を抱える小児、中途で障害を負った方など多岐にわたります。住み慣れた街、住み慣れた家、愛する家族と共に、病状の回復と自立生活の再獲得、その人らしい最期までの生き方を支援させていただくために、経験豊かな医師、看護師、療法士、介護福祉士、ソーシャルワーカなどが、内外様々な社会資源を活用し、総合的な在宅療養支援、すなわち地域包括ケアの具体的な実践を行っています。

楓の風の由来とロゴマーク

楓の風は、グループがNPO 創業前に手掛けた自立支援型デイケア施設のシンボルツリーである「楓(かえで)」に由来します。介護保険が始まる前の平成9年、横浜市金沢区内の病院を退職した代表小室が最初に取り組んだデイケア施設「デイケアセンター楓」において、当時としては珍しく機能訓練指導員(作業療法士を常駐)と看護職員、生活相談員、介護職員、医師の5職種協働により自立支援ケアに取組みました。心身機能の維持向上に努めるだけでなく、活動と参加の維持向上にも努め、早くからICF の考えに基づいて支援活動を行うデイケア施設の運営に励んだのです。この活動を広げる思いより、「風に乗せて広げよう」という考えより「楓の風」と名付けられました。

ところで楓の風には現在複数のブランドイメージマーク等が存在します。まずグループ全体の取り組みを表現すべく、このマニュアルの裏表紙にもある「在宅療養支援」の筆文字が、私たち従事者の心構えを表現しています。伝統的な筆文字の中に、デザイン性を用いることで、古き考えに固着せず、柔軟に創造的なケアを行っていく姿勢を示しめしました。また「家で生きる」の文字はそのまま、私たちの援助の目的です。最期の時まで自分の居場所で生き抜いてほしい願いを込め、同じ書道家に表現してもらいました。そしてロゴマークは楓の葉をイメージし、人生のうつろいを4色で表現しています。また、デイサービスのブランドとして「リハビリテーション颯(SOU)」と名乗っていますが、「颯」は訓読みで「さつ」もしくは「そう」と読み、楓の風では後者の読み方を選択し、「りはびりてーしょん そう」と呼んでいます。尚、「颯」の文字はきびきびとした様を表現しており、人生の大先輩である利用者の皆様が自らの生きざまを示す様子をイメージしています。すなわち、「リハビリテーション颯」では「心温まるハートフルなケア」を提供するのではなく、多職種により専門的な「自立支援ケア」を提供する専門施設であり、ケアを通じて「きりりとした生き方」を支援しているのです。

あなたらしく地域で生きる社会を実現します。

代表取締役小室 貴之

知識創造理論に基づく経営観・ケア観

私達楓の風は長年の活動より、知識創造組織であることを実感して参りました。そしてまさに専門職としてのあらゆる向上のために、知識創造経営(SECIモデル)を実践しています。

本図は知識創造のプロセスを表しており、それを日常業務に落とし込んで表現した図です。これが組織運営、チーム運営の全てを意味しており、常にこの図を意識し、行動しております。一人ひとりがケア実践の中で感じた疑問、思い、アイデア等を仲間に伝え、仲間と共感し合い、そこから一人では創造できない新たなケアの創造を皆で行い、そこで創造られたケアは、あるときには個別の利用者に留まらない汎用性のある支援となるよう形式知化し、他のスタッフに伝播していきます。またそれを実践することによりケアの質がさらに高められていくという好循環を生んでいきます。楓の風は常時このスパイラルの繰り返しにより成長を積み重ね、スパイラルアップし続けていきます。なお、この知識創造に基づいて組織運営を行う事を、代表の小室は論文「ケア3.0」の中で、述べていますので、楓の風を知る上での参考にして下さい。


あなたらしく生きるために、
わたしたちは挑戦し続けます。

法人情報

法人名
株式会社楓の風
代表者
小室 貴之
本部所在地
〒221-0835 神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町3-32-13 第2安田ビル 3階
設立
平成22年12月(グループ創業 平成13年8月)
資本金
100,000千円
事業内容
通所介護事業
TEL
045-320-0750
FAX
045-320-0770

アクセス

〒221-0835 神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町3-32-13 第2安田ビル 3階
TEL.045-320-0750